地球の生命誕生は奇跡の確率?

地球はしばしば奇跡の星などと呼ばれます。これは生命が誕生するのに、地球ほど安定した環境が整っている星は非常に希だからです。少なくとも観測可能な範囲においては、2018年現在地球外の惑星で生命の存在は確認されていません。

 

地球に生命が安定して存在できるのは、以下のような生命誕生に必要な要素が偶然重なり合っている為です。こういった要素が全て整う確率は、「プールの中に時計の部品を投げ入れて、水流のみで時計が組み立てられる」に等しい確率なのだそうです。10の4万乗分の1という宝くじもどん引きする確率です。確かにこれは奇跡といいたくなります。

 

 

奇跡の理由1:水の存在

地球の生命誕生は奇跡の確率?

 

まず生物が誕生する為には水が固体でも気体でもなく、液体の状態を維持できる環境であることが必要です。太陽から遠すぎれば極寒の土地となり水は氷となってしまい、近すぎれば灼熱の土地になり全て蒸発してしまいます。地球はそのどちらでもない絶妙な位置を公転しているのです。この水が液体の状態で存在できる領域のことを「ハビタブルゾーン」といいます。地球外生命体の存在する可能性がある星を探す際には、このハビタブルゾーン内にある星かどうかが重要な基準になります。

 

奇跡の理由2:太陽系内の惑星による防壁

地球の生命誕生は奇跡の確率?

 

地球には年間500個ほどの隕石が落ちるといわれています。しかしその割にあまりニュースになることはありませんよね。その理由は隕石の大半は大気圏を抜ける際の摩擦で燃え尽きてしまう為です。またこの程度の数ですんでいるのは、木星や土星といった地球の外側にある大きな惑星が、太陽系外からくる隕石を引きつけて、防波堤の役割を果たしてくれている為です。

 

 

奇跡の理由3:重力

地球の生命誕生は奇跡の確率?

 

また地球は大気が存在するのに丁度良い重力だといわれています。もしも地球が今よりも一回り小さかったら、大気を地表にとどめておくのに十分な重力がなかったことでしょう。

 

奇跡の理由4:自転

地球の生命誕生は奇跡の確率?

 

地球の自転速度が24時間というのも重要です。自転は海流や風など気候の循環システムに密接に関係していますが、もしも自転が24時間よりも速ければ、嵐のような気候になり、生命にとっては過酷な環境になるからです。

 

奇跡の理由5:太陽系の位置

地球の生命誕生は奇跡の確率?

 

またもっと大きい枠組みで見てみましょう。地球のある太陽系は天の川銀河という膨大な星々の中にあります。しかし太陽系はその銀河の中でも外のほうに位置し、他の星の影響を受けにくいのです。