地球の磁場の向きは?逆転するとどうなる?

地球から発生する磁場を地磁気といい、地磁気は太陽風から地球を守るバリアーとして作用している【地球から磁場がなくなると?発生理由は?】にて解説しました。

 

地球は北極がS極、南極がN極に相当する磁石のようなものであり、地磁気は【S極:南】から【N極:北】へと流れています。この一定の磁気の流れは、地球上の生物に利用されています。

 

例えば地球規模の長長距離移動を行う渡り鳥は、通常目に見えない磁気の流れを視認する能力を持ち、目的地到達の指標にしていると言われています。映画「ザ・コア」では、地磁気の異常により鳥たちが大混乱を起こす様子が描写されています。

 

 

地磁気の逆転が起こる?

ただこの地磁気の流れ、数十万〜数百万年というスパンで少しずつ向きが変化し、ついには逆転現象が起きることがあります。磁気を帯びた鉱石の調査などから、過去360万年の間に11回も起こったことが判明しています。

 

なぜ地磁気の逆転現象が起きたのか、その原因は解明されていませんが、逆転が起こる過程で地磁気は少しずつ弱まっていきやがてゼロになるといわれます。現在も地磁気は1世紀毎に5%のペースで弱まっており、このままいけば約2000年後にはゼロになると予想されています。

 

地磁気逆転の影響は?

恐いのは地磁気の逆転そのものというより、地磁気が弱まり保護機能が低下することです。地磁気がなくなった場合の影響は【地球から磁場がなくなると?発生理由は?】で解説した通りですが、電子機器が影響を受ける、皮膚癌になりやすくなるなど、マイナス面はあってもプラス面はありません。

 

約2000年後となると、人類はまだ健在の可能性が高いですから、大きな弊害が出る前になんらかの対策を講じることと思います。しかし現時点で具体的な時期や、被害予測などは不明なままです。